絵が描けるわけでもないから、フリーシェルを使った。
難しい処理をこしらえる事が出来ないから、トークを主体にした。
自分に出来る範囲の、でも傍から見れば「簡単な」事しかしてません。
設定だって特別難しい事を考えているでもなし。


でも、たった一つこだわっている事があります。
それは「普通」であること。
ゴーストだからといって突飛な事をするのではなく、ふとすれば現実の世界にもいそうな、そんなごく普通の雰囲気を持ったものを作りたかった。
目立たなくてもいい。真新しくなくてもいい。
ただ、いつも自然にそこにいられるように。


お隣に住んでいる、いつも優しく笑ってくれるお姉さん。それが恭子さんですと、胸を張って言えるように。


……まあ、「守護霊憑きは普通じゃないだろ」と言われればゴメンナサイとしか言えませんが。